買ったよかった対物レンズ口径42㎜の双眼鏡

昨年、野鳥を探す際に使用したいのは、CANONの対物レンズ口径25㎜の双眼鏡。口径が小さいだけあって広い範囲から野鳥を探す際には、双眼鏡を上下左右に大きく動かさないといけません。視野外で野鳥が動くと見逃してしまうことになりますので、双眼鏡をのぞいて見える範囲は広いにこしたことはありません。ただし、口径が大きいと、当然双眼鏡全体の大きさ、重さにも関係してくるので、双眼鏡を持って動き回ることを前提としたバードウォッチングでは、口径42㎜ぐらいまでがいいところ。

双眼鏡口径42㎜と25㎜

口径42㎜と25㎜では面積比にすると約2.8倍の差があります。頻繁に飛び回る野鳥を探す場合は特に双眼鏡をのぞいた際の見える範囲にこれだけの差があると、見つけるチャンスに違いがでます。
双眼鏡の口径42㎜と25㎜の見え方の違い

倍率10倍で、口径42㎜の双眼鏡を探した場合、一番欲しいのは、やはりNIKONの製品になりますが、価格が4万円台。綺麗に見えるんだろうけど、双眼鏡でのバードウォッチングがメインではなくて、カメラやムービーでの撮影をメインとして考えるので、お金をかけるならそちらのほうを優先した。

ということで、価格が安いものを探してみます。AMAZONで探すと、Weynというメーカーのものが1万円を切る価格で購入可能。その他も探してみると5千円を切るものあったりしましたが、スペックやレビューを見比べてとりあえず。Weynというメーカーのものを購入しました。

購入のポイントとしては、持ち運び、収納を考え、接眼レンズから対物レンズまでが直線で構成されているダハプリズム式。そして、防水性能、窒素封入による結露防止です。野外で使用していると突然の雨や、木の枝からしずくが落ちてということで、濡らしてしまう可能性がありますので、神経質にならずに使えるのがうれしい。

基本的なところとして、ピントを合わせるのは、中央のリングを回して調整します。
視力に左右差がある人は、右側の視度調整リングを回して調整します。

視度調整を行う際は、最初に右目をつぶって左目で対象物にピントを合わせます。次に左目をつぶって右目で対象物を見て視度調整リングを回してピント調整します。
Weyn 10 x 42双眼鏡

視力に左右差がある場合の見え方のイメージ。
左側写真は、視力差がないもので、はっきりと見えます。
右側写真は、視力差がある場合で、はっきりした映像とボヤっとした映像を脳の中で合成してひとつにするので、シャがかかったようなものになります。
左右の視力差がない場合左右の視力差がある場合

接眼レンズ側は、裸眼の場合、アイカップを伸ばして使用します。伸ばさないと視界が欠けるのと、接眼レンズ側に余計な光が当たるため見づらくなってしまいます。メガネ使用の人はアイカップをそのままもしくは短く伸ばして調整します。
Weyn 10 x 42双眼鏡 アイカップ
細かいところで、以外とこれじゃないと困るのが、対物レンズ側カバーが紛失を防ぐ仕様になっていることです。カバーを外してバッグなどに収納するものだと、結構、紛失しやすいものです。しかもこのようなカバーって紛失しても代わりのものがなかったりするので、紛失しにくい構造になっているものはありがたいもんです。
Weyn 10 x 42双眼鏡

レンズの性能としては、入門者、初心者が使うものとしては十分じゃないでしょうか。曇り空を背景にした場合に野鳥を見ると、ちょっと気になるところはありますが、価格を考えればそこはしかたのないこと。

あと、重量ですが、580gとなっています。
500mlのペットボトル1本分ぐらいですので、長くのぞいたままでいるとさすがに重たさを感じますが、双眼鏡を構えたときの重たさとしては軽すぎてもブレやすくなりますので、これぐらいがちょうどいいと思います。

そのうち、レンズ性能を考えるとNIKONのモナーク7を買いたいときがやってくると思いますが、当分は、今回購入したもので遊びます。

さらに高いものだと、カールツァイスやライカのものがありますが、そこまではいいかな。

あっと、最後に双眼鏡やカメラのレンズなどは、光の透過率を上げるためにレンズにコーティングがされています。
この双眼鏡では、「FMC完全マルチコーティング」というものが施されており、見る角度によってレンズが青緑色をしています。
実際に風景などを見た際に、見たものが青緑色に見えるということはありません。

FMC完全マルチコーティング

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