身の回りにあるものを何かと考えていたときに、目に入ったのが蚊取り線香。
まぁ、複雑な形でもないからやってみるかと始めてみると、渦巻きをどう作るかがわからない・・・「ベジェ」でグリッドをうまくつかって渦巻きを書いていって作る。これはできなくなさそうだけど、何か違う。球や円柱の90度分のエッジを切り取ってサイズを変えて組み合わせる?数学的に渦巻きってどうなってるの?なんて考えてるとスマートにぱっと作れる方法が思いつかない。
いい案が思いつかないので、蚊取り線香のことを頭の片隅に置きながら他のものを作る練習を続ける。一週間ほどずっと考えていましたが、やっと案を思いつきました。
まずは、螺旋形状を作らないといけないわけですが、昔、ねじ作りで螺旋を作ったことを思いだす。
以前の記事「ねじ(螺旋)できた~!」
それを応用すれば、できるんじゃないかと試して見れば、無事成功!一週間もやもやしていたのが、これですっきりです!
では、その流れを
まずは、modo user group OSAKAのブログにある螺旋形状の動画をもとに螺旋の円柱を作ります。
これにフォールオフ設定をして、円柱を円錐状にしていきます。オプションの「シェイプ」は、「リニア」にしてRキーで加工すると、上面からみたときに等間隔のエッジができあがります。
円錐ができあがったら、一旦ツールを解除して、フォールオフも解除。再度、Rキーで円錐を平面にします。ここまでくれば、もう半分できあがりです。
エッジを2本選択して、カウント:1、モード:対象でループスライスを実行。蚊取り線香は、購入したものを見ると2つを180度回転させて重ねることができるので、エッジをセンターでループスライスするようにしています。
不要部分を削除後、残った部分をコピーし、180度反転させて、別meshへ貼り付け。
蚊取り線香中央部分の固定する部分を作っていきます。中央部分のエッジを一部コピーして面を貼ります。
それを、渦巻き部分に結合させます。中央部分に穴をドリルで開けて、サブディビジョンをかけたときに綺麗な楕円になるようにエッジを加えて調整します。
あとは、押し出しをして立体化し、サブディビジョンをかけたときに角が、角っぽくなるようにエッジベベルをかけて調整。
そして、完成!!これで、同じ渦巻きの、ロールケーキ、消火ホース、蝶の口(吸収管)、ゼンマイなどが作れるようになりました。やったね。