パソコンに4台のネットワーク対応HDD(NAS)をつないでいますが、一番見たくないのが、ランプの赤い点滅です。
そして、今回、2009年に購入のLS-Q2.0TL/R5にアクセスできないと思って本体を見ると、ランプが赤く点滅している!
最初気付いたときは、E16だったかな。4個のHDDが入ってますが、稼働を示すランプ2個が赤くなっており、電源ランプは1秒点灯のそのあと、0.3秒おきに0.5秒間点灯を6回の繰り返し。バッファローのエラーコード、インフォメーションコードについて検索をすると、E16は、次のようになっています。
ハードディスクが見つかりません。ハードディスクが接続されていない、またはハードディスクが故障している可能性があります。シャットダウン後、ハードディスクを取り付けなおしてください。
エラーコード、インフォメーションコードの意味がわかりません(LS-QVL/R5,LS-QVL/1D)
とりあえず一旦、電源をOFFして、4個のHDDをただ外して取り付けるをして電源をONにしてみます。HDDを新品に交換していないのは、たまにこれで反応が変わる場合があるので試してみました。
再起動後、どうなったかといえばHDDの1番2番は稼働の緑ランプで、3番4番は点灯しない、電源ランプは赤い点滅で7回ということで、エラーコードとしては「E07」です。しかも、HDD自体からキーキーと物理的に壊れてそうな音がする。
E07: NAS Navigator2で検出することができず、すべてのハードディスクが故障しています。弊社修理センターへ修理をご依頼ください。
ランプが7回赤色点滅して接続できません(LinkStation)
電源ランプの点滅状態、そしてHDDの稼働を示すランプが2個しか点灯していない。しかも、点灯している2個のHDDのどちらからかキーキーと音がしているので、保存していたデータ全てを失うという最悪の事態を想定。
HDD4個構成のRAID10で使用の場合、データを保管しているペアのほうが2個生きていれば復旧が可能という可能性があるのに、生きている2個のほうの1個から異音がしていればもう絶望しか感じない!
データ全損失という絶望感を持ったまま、異音がしながらも緑ランプのついている2台のどちらから音がしているのかを確認してみるために、電源を切って1番を外して起動をしてみると、2番のHDDから音がしているのが確認できました。
再度、電源をOFFして1番のHDDを戻して、2番を外して電源をONしてみると、なんと!3番、4番のHDDに緑ランプが点灯し、NAS Navigator2でもLINK STATIONの認識が可能になりました。電源ランプは、オレンジ色の点滅で「I12」のデグレートモードで稼働していることを示していました。
電源ランプ橙色点滅(インフォメーションコード)
エラーコード、インフォメーションコードの意味がわかりません(LS-QVL/R5,LS-QVL/1D)
I12:RAIDのデグレードモード動作中です。
※デグレードモードでは、データの保護状態ではないため、エラーハードディスクの交換を強くおすすめします。RAIDメンテナンス機能を初めて実行する場合は、あらかじめLinkStation内のデータのバックアップをして下さい。
Nas Navigator2からWeb設定画面ページを開くと、外した2番以外に3番のHDDも問題ありということで、一度に2個のHDDがダメになったのですが、データのペアになるほうが生き残っていてくれていたため、奇跡的にデータを損失することなく復旧できることに。
取り外したHDDは、Seagateの500GBのものでしたが、同じメーカーで新品のものが手元になかったので、以前使用していたPCから外しておいた日立製のHDDに変えて2番目のディスクからRAID再構築をしていきます。
結果としては、3番目のHDDも日立製に交換して無事にRAID修復が完了することができました。
以前にも1個だけのHDDにエラーがでて交換してRAID修復は何度かしていのですが、今回は2個同時にエラーがでるというなんとも恐ろしい出来事でした。
NASをさらに別のNASにバックアップをするという方法もあるので、これも検討していかないといけないかな。