仕事で、滋賀県の米原駅へ。米原駅を利用したことは何度もありますが、降りて周囲を歩くというのは今日が始めて。
スマホの地図を頼りに、目的地に向かって歩いていると、遠目に黒塗りで屋根に丸いタンクがのった怪しそうな車を発見!
一瞬、「黒塗りで、窓小さめで、丸いタンクがいくつも載ってて、鉄板の装甲がしてあるなんて普通じゃない!これは、あんまり近寄っちゃいけない気がする・・・」な気分になりましたが、通り道だしと思ってゆっくりと近づいてみる。
黒い車体のほうに気がいっていたので、車体前にある説明書きの茶色の縦看板に暫く気がつかなかったのですが、見る角度を変えながら近寄ってみると、線路が見え、車じゃないことに気づく。
そこで、やっと危ない車ではなく、電車の展示車両だったんだと思い一安心。
もっと近寄って、看板を見ると「雪かき車『キ555』号の経歴」とあります。
雪かき車「キ555」号の経歴
この雪かき車は、昭和18年誕生以来39年間東海道本線の最も降雪の多い、「米原~大垣」間をラッセルし、特に昭和38年1月の大豪雪には、大活躍し、地域住民の足はもとより産業文化の発展に多大の貢献をしました。・製造年月・・・・・昭和18年3月
・運転キロ・・・・・5,634キロ
・製造工場・・・・・国鉄土崎工場
・重量・・・・・29.98トン
・運転区間・・・・・東海道本線 米原~大垣間
普段は、電車を線路に降り立った位置から見ることがないので、車体の高さを意識することがないのですが、この「キ555」を線路の位置から見ると、ものすごいデカイ。しかも黒塗りで雪かき用の前の部分の威圧感が凄い!
これ、車のタイヤつけて道路走らせたら、まさしく映画のマッドマックスの世界に出てくる車のようにみえません?
Wikipedia: 昭和38年1月豪雪 / 国鉄キ550形貨車(2代)
ジオテクサービス株式会社:昭和38年豪雪の記録写真集(新潟県長岡市内[最深積雪量318cm])
米原市役所前に車両は展示されています。