「走れメロス」じゃなくて「走れよメロス」・・・「~走れメロス~太宰治著」の「メロスの全力を検証」がおもしろい

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「ねとらぼ」を見ていて、見つけたのが「『走れメロス』は走っていなかった!? 中学生が『メロスの全力を検証』した結果が見事に徒歩」という記事。

読んでみると「一般財団法人 理数教育研究所」が小中高を対象に行っている「算数・数学の自由研究」のコンクールがあり、2014年の入賞作品のひとつ「メロスの全力を検証」(PDF)が面白いというものです。

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photo credit: IMG_4787 via photopin (license)

太宰治の小説「走れメロス」に書かれている内容からメロスの足取りを検証してみたら、「あれっ!?走ってねぇじゃん!」という結果になったということなんですが、着眼点がいいよねぇ。

レポートの頭に、この検証をしてみようとした理由がかかれてあります。
「・・・メロスがどれほどの勢いで、10里の道を進んだのかを算出し、数値で彼のがんばりを感じたいと思う・・・」

普通は、「走れメロス」を読んでも、メロス頑張ったんだなぁ~ぐらいで終わってしまいそうなものなのに、数字で検証してみようという発想をしたことが凄い。

これは、見習わないといけないね。

与えられた情報をただ、そうなんだと受け入れるのではなく、なぜそうなのかという視点を持って常に見ていれば、いろんなアイデアが出てくるだろうし、情報ってのは意図して出されているというものが多いということにも気づくようになります。

この「メロスの全力を検証」をした村田くん以外にも、いろいろな入賞作品がありますが、どれも読んでいると面白いですよ。
皆さんも是非、過去の受賞作品読んでみてください。

中学、高校で、算数、数学は嫌いなほうではなかったですが、授業でただ数式から答えを出してくださいというものばかりではなく、これらの自由研究のように、ある答えを導くためにはどのような計算で考えていく必要があるかということをやってくれればもっと楽しく勉強ができた気がします。

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