本のタイトルと目次を見て買ってしまった一冊ですが、肌ケアに関するクリニックをされている宇津木龍一先生の「肌の悩みが全て消えるたった1つの方法」の本。
読み進めてみると、「えっ!そうなの!?」ということが沢山。
皮膚の構造を知れば、皮膚を守るためにとても重要な役割を持っている角質細胞を痛めるような行為は避けたほうがいいというのがよくわかります。
たった0.02mmの厚みの角質細胞が乾燥や外界の刺激から肌を守ってくれているというのは、すごい仕組みですよね。それを、洗顔のときに、石けんや、グレンジングで落とす、タオルでこすって落とすということをすれば、乾燥したり、荒れたりして不調になるのは当然のこと。
考えてみれば、化粧品メーカーは、いかに女性に「化粧をすれば綺麗になる」というところだけを信じ込ませるかだね。そうすれば、化粧して肌を壊し、クレンジングで肌を壊し、パサパサをごまかすために保湿させると見せかけて肌を壊し、壊れた肌を見せたくないから肌を化粧で多い隠してという永遠のループの出来上がり。
ちなみに、サプリメントもうそ多いから気をつけてね。コラーゲンドリンク飲むなら、ちゃんと食事で肉食え、魚食えって。
「肌の悩みが全て消えるたった1つの方法」にいろいろとかいてある話の中でも、怖いと思ったのは、化粧品などに入っている成分のせいで、皮膚の常在菌がほとんど死んでしまうということ。常在菌が少ないがために、普通なら防げるカビなどに感染してしまうということ。
なんでも、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の原因菌といわれている「マラセチア」というのに感染しやすくなる。感染すると皮脂分泌の多い頭や眉毛、小鼻の横などに湿疹や、かゆみ炎症が出たりする人が多い。
顔は綺麗に見えるけど、常在菌が少ない人は、カビや雑菌がいっぱいって怖い・・・
すでに小鼻の周りが赤い人!要注意!!
下の目次で、気になるのがみつかったら、是非本を読んでみてください。
「肌」の悩みが消えるたった1つの方法
- はじめに
- 第1章 肌をきれいにしたいなら、化粧品をやめなさい
- きれいな肌はどうやってつくられる?
- 「コスメ好きほど肌がボロボロ」という事実
- “キメ”こそ美人肌の決め手
- 化粧品をやめれば、キメは整う
- 化粧品をやめれば、炎症は消える
- 何歳からでも肌は美しく再生します
- 基礎化粧品は麻薬と同じ
- 悪いとわかっているのに、化粧しつづける人たち
- 人は、肌をけなされると全否定された気になる
- 妻ですら化粧品を手放せなかった!?
- 高価な化粧品の誘惑に負けるな
- 第2章 「肌」には奇跡の再生力が存在します
- 80歳をすぎてもマシュマロ肌でいるために
- 肌の基本①〈表皮と真皮〉
- 肌の基本②〈角層〉
- 肌の基本③〈新陳代謝〉
- 理想はどんな肌ですか?
- 肌の基本④〈自家保証因子〉
- 肌の基本⑤〈皮脂〉
- 肌の基本⑥〈常住菌のはたらき〉
- 化粧品で肌のサイクルをとめないで
- 第3章 あなたの肌をダメにする「化粧品」のウソ・ホント
- 化粧品の5つの害を知っていますか
- ○水の害
- ぬれた手を拭きたくなるのはなぜ?
- 肌のバリアをこわす化粧水
- じつは肌を乾燥させるヒアルロン酸・コラーゲン
- ○油と界面活性剤の害
- 肌のバリアをこわすクリームの界面活性剤
- 炎症は「美容成分」のせい
- 乳液・美容液・オイル・・・すべて同じようなもの
- クマを悪化させるアイクリーム
- 紫外線はある程度必要です
- 日焼け止めは紫外線より怖い!?
- 肌にペンキをぬるようなもの①フアンデーション
- 肌にペンキをぬるようなもの②コンシーフー・コントロールカラー
- 理想の肌は「しっとり」ではなく「さらさら」
- ○防腐剤の害
- どんなに美人でもほおずりできない肌がある
- ○こする害
- こすればこするほど、肌は干からびる
- ○洗いすぎの害
- クレンジングするたびに、肌バリアをこわしている
- 洗えば洗うほど、キメはなくなる
- 「せっけん」と「合成洗剤」のちがいとは?
- 弱酸性は肌にやさしくない
- 化粧せっけんの大罪
- 化粧品は乾燥肌をつくる名人である
- 肌の自己回復力を信じてください
- 第4章 つけない、こすらない、洗いすぎない!
- 美肌をとりもどす実践宇津木流スキンケア法
- 肌がよみがえるたった1つの方法
- とるケア 基本の洗顔①水洗顔
- 手の「洗面器」が決め手
- とるケア 基本の洗顔②純せっけん洗顔
- フアンデーションはせっけんで落ちる
- 「押し洗い」と「うぶ毛洗い」
- すすぎは10回でOK
- とるケア 基本の拭き方
- とるケア メイク落とし
- アイメイクは「ころがしとり」
- 口紅はテイッシュがいちばん
- つけるケア 基本のつけ方 「粉ふき」にはワセリンを
- ワセリンの適量は米粒の半分くらい
- 清潔に保つことが大切
- 日焼け止めより帽子や日傘をおすすめします
- つけるケア メイク① ベースメイク
- フアンデーションの選び方
- 下地にはもちろんワセリンです
- つけるケア メイク② ポイントメイク
- まぶたをこすると、老け顔になります
- アイシャドウは、ひとはけで終わらせる
- まつげエクステは炎症を起こします
- 口紅、グロス・・・口元は1種類だけにして
- 宇津木流スキンケア法を続けるために
- 成果はかならずあらわれます
- はじめにやってくる“ふっくら感”
- マイクロスコープで肌をみてみよう
- 化粧品をやめられない、という人へ
- 欲張りすぎないのが成功の秘訣
- 第5章 明日からすぐ効果があらわれる!
- スキンケアの新常識
- ローションパックの効果は?
- ニキビには、せっけん洗顔がよい?
- すべすべになるスクラブ洗顔はOKですか?
- 鼻の角柱をとるパックがやめられません。
- ホットタオルで新陳代謝が高まりますか?
- 天然成分の入った化粧品はありですよね?
- 美白化粧品を使い続ければ、効果はありますか?
- コラーゲンを飲むと、お肌はぷるぷるになりますか?
- ビタミンをサプリメントで補えますか?
- 手のひらでバッティングするとお肌が生き返る?
- 化粧水はコットンでつけるほうが肌にやさしい?
- 筋肉を刺激するマッサージで、若返りますか?
- ビタミンCのイオン導入は、効果があるのですか?
- 髪の毛のカラーリングで顔までかぶれることはありますか?
- 水を飲めば、肌の水分量は増える?
- ストレスが原因で肌が荒れるって本当ですか?
- 長くお風呂に入ると美肌になりますか?
- 冬の乾燥対策をおしえてください。
- 肌の乾燥にはどんな原因がありますか?