AFPの記事に「タイ警察、中国の「いいね」量産工場を摘発 SIMカード40万枚押収」というものがでていました。
タイトルだけ見ると、facebookなどの「いいね」を量産したことが問題のように見えますが、摘発の理由は、記事にありますが「違法労働と輸入規制品の密輸」です。
入管当局の職員は発見されたスマートフォンに言及し、「男たちは労働許可証もなく、旅行者用のビザで労働に従事した容疑、さらには輸入規制品を密輸した容疑で訴追された」と語った。
今は、「いいね」なんてお金で買えますからね。「いいね」を売っている怪しいサイトを探したりしなくても「ヤフオク」で売ってたりします。
見ていると、入札もあったりしますが、これすら自作自演も混ざっていたりするんじゃないかって思っています。
自作自演用のアカウント作って売買実績作ると、損失は売買にかかる手数料のみ。
全く売れていないと、怪しそうだから買いにくいけど、売買実績があれば購入するという不安に対するハードルが下がって買う可能性がある人の確率が上がります。
それほどたいした内容でもなさそうなのに、やたらと「いいね」が多いものがあった場合、怪しいかどうかを見分けるのは、コメントが少ないとか、「いいね」を押した人をたどっていくとほとんど活動してなさそうな人ばっかりとか、見分けるポイントがあったりします。
個人的な内容のブログであれば、「いいね」の多い少ないでそれがいいかどうかを気にすることはないと思いますが、商品やサービスを紹介している記事の場合は、単に見つけたページの「いいね」が多いからいいものであるという判断はしないこと。
必ず複数のサイトなどの記事を見て判断することが必要です。
つい最近では、食べログのレビューを書いている人が接待疑惑・・・というものもありました。
「食べログのカリスマ「うどんが主食」氏に「接待疑惑」? 週刊文春報道が波紋」
食べログに限らずレビューサイト、口コミサイトでの内容で、商品の売り上げ、来客数が変わってくるのでそこを操作することを仕事とする業者もいます。
お店のホームページなどを持っている人は、そういうSEO関係の営業電話って結構かかってきてるんじゃないでしょうか。
営業してくるほうは、例えば、食べログなら食べログで評価のあまり無いところを検索して片っ端から電話をしていけば、話に乗ってくる人がいるかもしれない。
食べログなどのサイトが、実際に食べに行く人が使うだけではなく、よくないSEOを行う業者が簡単に見込み客を探すツールにもなっています。
くれぐれも甘いささやきにはご注意を・・・