今日は、素材写真を撮りに出かけているときに、見かけた虹が凄かった。
太陽が出ている西の空は、雲があまりなく、北東の空からは雨をもたらす黒い雲が流れてきているそんな空。とても近くで大きく見えて、数百メートル進めば、つかめそうな感じがするそんな虹。
虹の背景が曇り空だったので、とてもはっきりと虹の色が見えました。最初は、少しだけ見えていたのが、1~2分すると半円状にはっきりと見えるようになり、もしかして虹の始まり部分を見れるのではと場所を移動していくと、とても見やすい位置にでることができ、くっきりはっきりと虹の始まりを見ることができました。
写真の粒子が粗いので、ちょっと透明感が伝わりにくいですが、肉眼で虹を見ているときの綺麗さはなんともいえないものがありました。
蟲師(むしし)という漫画があり、単行本だと第2巻、アニメ化されたものでは、第一期の7話に「雨がくる虹がたつ」という話があります。「奇妙な虹」を追いかける男の話なのですが、その男の気持ちがとてもよくわかるそんな気持ちになりました。
虹がどういう現象なのかわかっていないそんな時代に生きていて今日のような虹を見たのなら、透き通って七色に輝く不思議な物体が地面から噴き出して天を走っている。直線距離にしたら数百メートル先ぐらいに見えるその虹に近づいていけば捕まえられるんじゃなか、そう思えてしまうぐらいはっきりと見えています。
今までの人生の中で何回も虹は見ていますが、これだけはっきりくっきりと、しかも近くで見えて綺麗な半円状のものを見たのは初めてです。もしも、この虹の半円状の中をくぐれば、異次元へいけてしまいそうな気分にもなってしまいます。
いやぁ~本当に凄かった。地面から虹という光の物質が吹き出てきているような感覚におちいってしまうほどの透明感と光り方は一生忘れられない感動があります。