おもしろそうな本見つけた~「世界を変えるデザイン-ものづくりには夢がある」

何かを買うってことは決めていないけど本屋さんに行って、ぶらぶらしていると、面白い本に出会えるときがあるからいいね。
パソコン関連のコーナーに行って、そのあと、何か仕事の参考などになるものはないかと、デザインとか言葉を考えるコーナーを見ていると、目につきやすいように置かれていた本に視線が止まる。
背表紙だけがずらっと並んでいる状態だと、そのまま素通りしてしまってかたもしれないけど、表紙が目に止まるように置かれていたのがこの本
「世界を変えるデザイン-ものづくりには夢がある」というタイトルのもの。


デザインという言葉とは縁遠い生活をしている人たちが世界には沢山いる。
紹介されている中のひとつは、水道はない、井戸なんてものもない生活をしている人たちのためのもの。
自分たちの生活の中にすぐに水を手に入れる手段がない人たちは、毎日の水汲みのために、何キロも歩いて水場まで行き、水を入れる容器に10リットルとか20リットルとかの水を汲んで、頭にのせて運ぶ。
それだけの重さのものを毎日、頭にのせて運んでいると、首や背骨に問題がでたりするそうです。特に成長期の子供たちならなおさらに。

その生活を、単にお金をかけて文明を持ちこんで改善させるのではなく、考え抜かれたアイデア、デザインで変えてあげたいと考えた人たちがいる。
どうやって、簡単に水を運ぶか。答えをしってしまったら、なんだそれだけのこと?なんて思ってしまうかもしれませんが、この答えにたどりついた人たちは、凄いね!
なんと、ドーナツ状の水タンクを作ったんです。転がして運べるから、体への負担も少ない。
しかも、構造は取っ手とか、なにもなく水を入れるときのふたが付いているだけ。
引っ張りやすいように取っ手とかも付けてあげたら、なんて思ってしまいますが、部品点数が増えるということはそれだけ、破損や故障の可能性も増えるということ。だから、シンプルにシンプルにしてある。中に通す紐は現地で調達可能だからね。
本を読んでいると、普段の自分たちの生活の中にも、考えてみたらもっと便利にできたり、シンプルにできたりすることあるんじゃないかと、色々と妄想をしてみたくなる。

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