MODOにIllustrator(イラストレーター)のaiデータを取り込みしてみる

MODO

MODOにもベジェ曲線を扱うツールはありますが、ロゴなどの細かい曲線を作りこむとなると、まだ慣れていないといこともありますが、イラストレーターのほうが扱いやすい。

MODOは、Illustrator(イラストレーター)のデータも取り込み可能ということなので実際に取り込んで作業をしてみることにしました。

ヘルプで「Illustrator」を検索すると「読み込みと書き出し」の項目の中に、2箇所記述がありました。

Scalable Vector Graphic (.svg) : SVG は xml ベースのオープンスタンダードなベクター画像形式です。曲線と画像マップの両方のデータをサポートします。MODO はファイルに格納されているベクターデータをベジェ曲線としてシーンに読み込みます。SVG ファイルは、Adobe Illustrator などのベクター描画ソフトウェアから出力することができます。この形式のファイルを読み込むと、ファイルと同じ名称のフォルダの中にメッシュアイテムレイヤーが作られます。読み込んだ曲線は、カーブポリゴンへと変換したり、Freeze (フリーズ) コマンドを使って通常のポリゴンへと変換したりできます。また、Render Curves (カーブをレンダリング) オプションを有効にすれば、読み込んだ曲線をそのままレンダリングすることも可能です。

Encapsulated PostScript (.eps) : EPS は、Illustrator® で製作したベクター描画情報を交換できるように Adobe® が開発した、2D のベクターデータ用ファイル形式です。おもに印刷用に用いられますが、MODO へは、これを使って曲線データを読み込ませることができます。フリーズして面として編集したり、曲線のまま直接レンダリングしたり、またはパッチモデリングの土台にしたりと、いろいろに使えます。EPS 形式での書き出しは、メニューバーの Texture (テクスチャ) > Export UVs to EPS (UV を EPS に書き出す) コマンドを使って行います。

拡張子が、「.ai」の記述は無いのですが、取り込みは可能です。ただし、ネット検索をしていると、Illustrator(イラストレータ)でのファイルの保存時に、バージョンを「Illustrator8」以下にしないといけないという記述が見つかります。

イラストレーターバージョン

試しにバージョン「IllustratorCC」でのデータを取り込みしてみるとエラーとなりました。
MODO-イラストレーターデータ取り込みエラー

じゃあ、バージョン9とか、10じゃどうなんだと思いますが、試していません。MODOでは、ベジェ曲線だけ使えればいいのでバージョンあげて保存する必要もないですしね。

取り込みの手順は以下の通りです。
1)「ファイル」→「読み込み」を選択し、「aiデータ」を読み込みします。
MODO-イラストレーターデータ取り込み

2)読み込みが完了するとパースビューにファイルの内容が表示されます。「アイテム」リスト上には、フォルダが追加され、その中に「Curves」というmesh名で追加されます。
MODO-イラストレーターデータ取り込みMODO-イラストレーターデータ取り込み
3)取り込んだデータはそのままでは、ポリゴンデータなどとして使えないので、データを変換します。「形状」→「フリーズ」を選択し実行。
MODO-イラストレーターデータ取り込み

取り込み時に、「カーブを変換」で「2ポイントポリゴン」「面」「ポリライン」のいずれかを選択。
MODO-イラストレーターデータ取り込み

◆「面」(穴を開けるにチェック有り)で取り込みした場合
※形が複雑だと変換されるのに時間がかかります。それと、どの部分に面がつくかは、やってみないとわからないので、目的とする場所に面がつかなかった場合は、作業が必要。
MODO-フリーズ変換

◆「2ポイントポリゴン」「ポリライン」で取り込みした場合
※「2ポイントポリゴン」「ポリライン」のどちらを設定するのがよいのかは、現状の私の知識では判断できません・・・
MODO-フリーズ変換

4)変換したデータを加工していきます。
MODOデータ取り込み

完成です。
MODO

 

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