渓流沿いの舗装された細い道を歩いていると、道の上に茶色いくねくねしたものが転がっていると思ったらマムシでした。
見ているとジーとして動かないので、体温を上げるためにいたのかな。
このあとどうするのだろうと、そのまま見続けていると草むらのほうへ移動。この写真見てもらうとわかりますが、自然の色に溶け込む模様ですよね。
今はマムシがいると思ってみているので、蛇の形を認識できますが、蛇がいるなんてことを考えずに歩いていたとしたら、気付かない可能性がとても大きい。
このマムシの様子を見ているときに、地元の人なのか犬を散歩させながら登ってくる人がいたので、
「ここにマムシがいるのでワンちゃん気をつけたほうがいいですよ。」というと
「えっ!?どこどこ」
「ここです」
「えっ?どこにいるの」
とマムシは見えているはずなのですが、きっと今までマムシの模様を見たことがないために認識ができないようです。
さらに棒を使って、この棒の先を見てくださいといって初めて
「あぁ~、ほんまにいるわぁ」
と気付けてもらえました。
人の場合、かまれるのは農作業や、山菜取り、草刈などの際に手をかまれる被害が多いようです。年間3000人ぐらいの人が噛まれています。
足を噛まれる人の場合は、ぞうりやサンダル履きの人が多いということで、虫取りとかキャンプ、水遊びの際は注意が必要。
マムシの毒のことを調べてみると、噛まれて即死するような毒の量や強さではないようなので、噛まれたら、噛まれた部分より心臓に近い側を軽く緊縛し速やかに医療機関を受診すること。
受診の際には、噛まれた時間、状況を説明できるように覚えておく。
犬を飼っている人は、散歩中に犬が草むらをふがふがとまさぐっているときに、噛まれてしまうことがあるようですので、ご注意を
Google画像検索「犬 マムシ」
犬の場合、マムシの毒に耐性があるそうで滅多なことでは死ぬことはないそうです。
ただ、毒が入った部分が壊死し化膿することがあるので、病院へつれていって治療は受けましょう。
参考:どうぶつ病院診療日記:「マムシでは、実は(あまり)死にません」
マムシの画像をもう一枚。マムシが草むらへ戻っていったときにそのままズンズンと奥へ入っていかずに止まっていたので、尻尾をツンツンしてみたら頭がこちらを向き、しずかににらまれてしまいました。
温かくなってきて山に入るハイカーさんも増えてきましたが、くれぐれも蛇にはご注意を。