休みの日、川に行くと子供連れで水遊びや、バーベキューに来ている家族をたくさん見ますが、遊びに行く前の準備、現場に行ってからのチェックをどれくらいしているでしょうか?
ほんのちょっとした知識を知っているか、知らないかだけで、防げる事故も沢山あると思いますので、簡単ですがまとめてみました。
◆遊びに行く前
- GoogleMapなどで行く川の上流にダムがあるかどうかのチェック。
ゲリラ豪雨などで、自分たちの周りに雨が降っていなくても、上流で豪雨があった場合、放流により急な増水の可能性がある。 - 全国の水難事故マップで、過去の事例を調べておく。
- 数日前からの天気を把握しておき、当日の天気もしっかり調べておく。
「国土交通省|川の防災情報」、「XRAIN|XバンドMPレーダー雨量情報」や、スマホなどを活用し、随時天気の情報が取れるようにしておく。 - 河川財団が発行している「水辺の安全ハンドブック」に目を通しておく。(PDFファイルで、印刷はできませんが閲覧可能です。)
- ライフジャケットや、フローティングロープ、スローロープなどの安全対策グッズを準備しておく
◆川へ行ったら
- ダムの放水、その他に関する注意看板などがないかを確認しておく
- 川の水量の確認、川辺の木、草や護岸ブロックなどの泥のつき方、流木のつき方などをチェックしておく
水量が増えた場合は、その位置まで水量が上がってくるということがわかります。
こんな感じです。
護岸ブロックの色が変化がわかります。
これか、2013年9月に台風の影響で京都嵐山の渡月橋付近が冠水した後の様子です。このように流木などが引っかかっているところまで水位が上がってきたのがわかります。
水の水位って、こんなに急に変化するもんなだというのがよくわかる動画です。
神戸市の都賀川のモニタリングカメラの様子ですが、普段は水がそれほど流れていない川ですが、上流域での豪雨により急な増水となったものです。
映像の左上にでているタイムスタンプを見ていると、皆が楽しく遊んでいた様子からわずか14分での激変ぶりです。
新潟県南魚沼市の水無川の鉄砲水の様子です。46秒の動画ですが、この短時間で川幅いっぱいに水がやってくるんですから、もし川の中にいたとしたら、気づいてから逃げるまでの時間がいかに短時間かということですよね。
安全で楽しい夏休み!